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団地の郵便受け

今週のお題「怖い話」

 

小学生低学年の頃でしょうか

そのころは古い団地の5階に住んでいて

夏休みだったと思いますが

私が一人で留守番をしていて

暇だったので昼寝をしていたのですが

突然玄関の方からガタンと

郵便受けを開ける音がしました。

私は目を覚まし、急いで

郵便受けを見に行ったのですが

何も入っていません。

その瞬間ダカダカと

階段を駆け下りる音がしたので

部屋に戻って窓から覗いてみたのですが・・・

いくら待っても

誰も出てきません。

おかしいなと思い

ドアの覗き穴から見てみると

何故か覗き穴が真っ暗で何も見えません。

その瞬間、郵便受けから

ガタンと手が出てきて

自分をつかもうとしてきます。

そして同時にドアをガタガタさせて

開けようとしています。

私は鍵を確認してチェーンもかけるのですが

今度は玄関の隣にあるトイレの小窓を開け

手を伸ばしてきます。

私は声を出そうとするのですが

声も出すことができず

もどかしく思っていると

「うわぁー」と叫んで目が覚めました。

 

そして、恐る恐る郵便受けを見に行ったのですが

郵便受けには何も入っていませんでした。

急いで鍵を確認して玄関のチェーンをかけて

カーテン越しに窓から下を覗いてみると

青白い顔をした中年男性が

こちらを見てニヤリと笑いながら

立ち去っていきました。

 

今でも夢でうなされることがあります。

 

皆様一人で留守番をする時はお気をつけください。

そして皆様が良い夢を見られることを祈っています。